OnePlusでおなじみの100WのSupervooc高速充電は実際何Wで充電出来るのか色々試してみた
昨今中華系スマートフォンメーカーの高速充電、どんどん早くなるばかりですが、実際何Wで充電が出来るのか、色々確認してみました。
Supervooc100W規格の充電器
100Vエリアの日本では100Wではなく。80Wになってしまうと言う話題の充電器ですね。
100V-130Vエリア
- 5V=2A
- 5-11V=7.3A
200-240Vエリア
- 5V=2A
- 5~11V=9.1A
と言う表記になっております。
残量20%台の充電速度
67Wと言う結果になりました。
9Vで動作しており、高速充電モードに変わった事がわかりますね。
このとき入力側は、1.3Aなので130VAとなります。
130VA×0.8=有効電力104W
64W÷104W=約65%
昨今パソコンの電源効率80%と言う品が話題にある通りACアダプタの効率がわかりますね。
汎用のOnePlusの赤い充電ケーブルに切り替えた所
結果は26wです
Supervooc高速充電はUSBケーブルを見ている事が明らかになりました。
一瞬80Wを超えたのですが、すぐにW数が下がっていきます。
汎用のケーブルというのはメーカー純正ではなく、OnePlus対応150w対応充電ケーブルという、非正規品です。
OnePlus upervooc 100Wデュアルポートスーパーフラッシュ充電器
中国語では「 一加 SUPERVOOC 100W 双口超级闪充充电器」と書くそうですが、話題の100Vエリアでも、100Wが動くとあちこちの記事にかかれていたデュアル ポート スーパー フラッシュ充電器を使ってみます。
ちなみに↑のリンク先のセラーから購入しました。
品薄により届くまで1ヶ月かかりましたが、今は在庫があると思います。
同梱品
充電器と、タイプC同士のUSBケーブルが入っていました。
そうです。付属のUSBケーブルは、タイプC-タイプCなので、1つ目の純正のACアダプタにはつかえません。
スペックの確認
USBタイプC側
- 5V-3A
- 11V-9.1A
- 20v-5A
USBタイプA側
- 5V-3A
- 9V-3A
- 11V-9.1A
- 12V-2.5A
表記が違う為、純正の1口充電器と違いますが、この子は、
タイプCでは20Vまで上がる事で100Wを出力
タイプAでは、11Vで動作することで、100Wまで出力
出来る性能のようです。
2個同時に使うと100Wは動きませんが、タイプCでもタイプAでも100Wいけるそうです。
2つ同時に充電すると
タイプAは50Wまで、タイプCは45Wまでとなります。
タイプCのほうがPD規格に準じているみたいです。
デュアルポートスーパーフラッシュ充電器 残量20%台の充電速度
タイプA側の純正ケーブルで高速充電
タイプAケーブルは、スマートフォンのOnePlus11に付属のケーブルを使い、タイプAでの測定結果です。
結果は70wです。これでは純正の住電と変わりません。残量20%台では、100Wまで到達することはありませんでした。
137VA×0.8=有効電力109W
71W÷109W=約65%
電源効率から見ると、現実っぽいですね。
タイプA側に汎用ケーブルを使ってみた所
結果は25wとなりました。
やっぱり純正ケーブル以外では、残念ながら30W以下に落ちてしまうみたいです。
タイプC側の純正ケーブルで高速充電
デュアルポートスーパーフラッシュ充電器付属のタイプCータイプC充電ケーブルで充電をしてみました。
※付属のFNB58では、純正のケーブルが2本必要になりますので、100Vの入力側からの測定判断です。
結果は70wくらいです。
入力側の100Vのアンペア数とバッテリー管理アプリ「AccuBattery Pro」に表示されているW数では、70Wくらいとなっております。
結局100Wは無理っぽい。
タイプC側の汎用ケーブルで高速充電
残念ながら同様の挙動をとってしまい、汎用ケーブルでは、結果は20W台となってしまいました。
OPPO 80W カーチャージャー
今度はOnePlusブランドを離れて、OPPOブランドのSupervoocで80W対応のカー充電器とOnePlus11で確認してみました。
こちらもタイプCとタイプAの2口充電器となっております。
OPPO 80W カーチャージャーのスペック
USBタイプC側 最大30W
- 5V-3A
- 9V-3A
- 12V-2.5A
- 15v-2A
- 3.3~11V=3A
USBタイプA側 最大80W
- 5V-3A
- 5V-6A
- 9V-2A
- 11V-7.3A
となっており、OnePlusの純正充電器とまた違った電圧・アンペアとなっております。
また、最大80Wで動かすには、タイプA側で充電する必要があります。
USBタイプA側で充電してみました
USBメーターで測定することを忘れており、アプリでの結果となりますが、結果は60Wと言うことです。
最大80Wの2割くらいダウンで充電が出来る事が判明しました。
OPPOブランドのカーチャージャーの場合、汎用・純正ではなくOnePlusの充電ケーブルでも、同様の60Wレベルの充電ができました。
OnePlus Supervooc高速充電のまとめ
OnePlusの場合、OnePlus純正充電器の本来の性能を発揮させるには、OnePlusの純正USBケーブルが必要だと言う事がわかりました。
ちなみに汎用は1本200~500円くらいで手に入るのに対し、純正は2,000円と10倍の価格差があります。
また、OPPOブランドの Supervooc高速充電器であれば、また結果が異なる可能性もありますね。
最後のあがきとして!
残り5%まで減らしてみました。
100Wデュアルポートスーパーフラッシュ充電器のタイプA側にて純正ケーブルを使い充電しました。
5~100%まで充電をしてみましたが、ご覧の通り
- 8.7V→9.2V
- 7A→1.4A
Supervoocの端末であると認識すると一気に電圧が8V台、アンペアは7Aを超えるときがありますが、充電の割合に合わせて、電圧は上がり、アンペアは下がる傾向にある事がわかりました。ちなみに5%台の充電は60Wくらいです。
さらに矢印でカックンと下がっている所がありますが、これはスマートフォンのモニターをつけた瞬間です。充電中はスマートフォンを触らないで充電したほうが、確実に早い事がわかりました。
その結果から、100Wデュアルポートスーパーフラッシュ充電器は100Vエリアでも、100W行けるとの情報でしたが、どうも80Wが最大のように思えます。
追記データ
Amazon.com(アメリカのAmazon)で買った下記品は、無事に70Wで充電ができました。
約1mと約2mの混合セット品です。