やっぱりOxygenOS!OnePlus 13Rグローバル版レビュー:ColorOSとの違いを徹底比較
中国では、OnePlus 13が2024年11月1日に発売されました。中国版のOnePlusは、OPPOのColorOSを搭載しています。
そして、OnePlus 13Rとも言える中国版「OnePlus Ace 5」は、2024年12月26日に発表されました。
筆者は正直なところ、ColorOSがちょっと苦手…。それよりも、すっかりOxygenOSにハマってしまっているので、グローバル版の登場を待つしかありません。

ColorOSとOxygenOSの違い
日本でもOPPOのスマートフォンを購入すると、プリインストールされているのはColorOSです。
観点 | OxygenOS | ColorOS |
---|---|---|
デザイン(UI/UX) | クリーンでシンプルなUI。ほぼ素のAndroidに近い体験で、ミニマルなUX。 | カラフルでカスタマイズ性の高いUI。アニメーション効果が豊富で、視覚的にリッチ。 |
最初から入っているアプリ | 必要最低限のアプリのみ搭載。Googleアプリが標準で含まれる。 | OPPO独自のアプリや中国市場向けサービスが含まれる。最初から入っているアプリが多め。 |
カスタマイズ性 | アイコンパックやテーマ、ウィジェットの変更が可能。基本的なカスタマイズ性。 | テーマ、アイコン、フォント、ジェスチャーなど細かく設定可能。テーマストアあり。 |
パフォーマンス | 軽量で最適化されており、スムーズな操作感。ハードウェアとの親和性が高い。 | アニメーションが豊富ながらもスムーズ。ゲーミングモードなどの最適化機能あり。 |
更新頻度 | グローバル版は4回のAndroidアップデートと5年間のセキュリティパッチを保証。 | 中国版ColorOSも定期アップデートあり。OPPOのグローバル版も長期サポート。 |
Googleサービスの対応 | グローバル版はGoogleモバイルサービス (GMS) に完全対応。 | 中国版ではGoogleサービスなし。代わりにOPPOの独自サービスが搭載されている。 |
グローバル版/中国版の違い | グローバル版はOxygenOSを搭載。Googleサービス標準対応。 | 中国版はColorOSを搭載し、Googleサービスなし。独自のアプリストアや機能を提供。 |

OnePlusのグローバル版(OxygenOS)と中国版(ColorOS)の違い
OnePlusの中国版端末は、手動でGoogle Playをインストールできるため、Google系アプリの利用自体は問題ありません。ただし、リージョンロック(地域制限)が導入されています。
このリージョンロックには認証制度があり、初回起動時に中国本土のネットワーク環境で認証を行わないと、端末がロックされて使えなくなる仕組みです。
リージョンロックが導入された背景
近年、中国国内のスマートフォン市場は価格競争が激化しており、中国版端末はグローバル版よりも大幅に安く設定されています。しかし、グローバルEC市場の拡大により、これらの安価な中国版が世界中で販売され、正規のグローバル版の売上に影響を与えているという問題が発生しました。
こうした状況を受け、メーカーは中国版端末の海外流通を制限するためにリージョンロックを導入したのです。
実際の影響
現在、AliExpressなどのECサイトでは、グローバル版を扱う店舗が減少し、多くの店舗が中国版を販売しています。
また、一部の店舗ではリージョンロックを解除するサービスを提供していますが、その場合端末が開封済みになるなどのデメリットがあります。
そのため、中国版を購入する際はリージョンロックのリスクを理解し、正規のグローバル版とどちらが適しているか慎重に検討する必要があります。
筆者がOxygenOSを選ぶ理由
筆者はOxygenOSのシンプルさや、余計なアプリが少ない点がとても気に入っています。
とはいえ、中国版とグローバル版の価格差が大きいと、さすがに迷うこともあります。それでも、できるだけOxygenOSを搭載した端末を選ぶようにしています。
OxygenOSのコミュニティは英語の掲示板が活発で、情報が入りやすいのも魅力です。
その理由として、OxygenOSは軽量で動作がスムーズなうえ、余計な最初から入っているアプリが少なく、より自由にカスタマイズできるからです。一方、中国版のColorOSは機能が豊富でカスタマイズ性も高いですが、システム全体がやや重く感じることがあり、個人的にはOxygenOSのクリーンな使用感の方が好みです。
とはいえ、スマホ選びではコストも重要な要素。価格と使いやすさのバランスを考えながら選ぶようにしています。
OnePlus 13Rを開封します

OnePlus 13Rのグローバル版は2025年1月7日に発売されました。
しかし、AliExpressでは公式セラーでも在庫がなかなか確保できず、実際に発送されるまで2週間も待つことに…。なかなかの人気ぶりですね。
充電器は入っていません

最近のトレンドに倣い、OnePlusも環境への配慮から充電器は別売りとなっています。
ボディをよく見てみよう

ボディは金属のつや消し加工が施された、シンプルで上品なデザインです。

側面にはおなじみのアラートスライダーを搭載。
OSのロックを解除しなくても、ミュートやバイブモードへの切り替えがサッとできる便利なスイッチです。

カメラのサンプル
OnePlus 13と13Rの違いのひとつはカメラ。
13Rでは望遠レンズが3倍から2倍にコストダウンされていますが、メインカメラと超広角レンズは同じ仕様です。
ブログのシステムの都合上、画像の圧縮により画質が簡素化される可能性があります。



まとめ
以前は、OnePlusの製品番号が1桁のモデルには通常版とPro版が存在していました。
しかし最近は、通常版がかつてのProモデル並みの性能となり、ワールドモデルの「R」は従来の通常版に近いスペックに位置づけられています。
とはいえ、OnePlus 13Rは日常使いには十分な性能を持っており、快適に使えます。
項目 | OnePlus 13R | OnePlus 13 |
---|---|---|
プロセッサ | Snapdragon 8 Gen 3 | Snapdragon 8 Elite |
ディスプレイ | 6.78インチ AMOLED (2780×1264, 120Hz LTPO4.0) | 6.82インチ AMOLED (3168×1440, 120Hz LTPO4.1) |
最大輝度 | 4500ニト | 4500ニト |
バッテリー | 6000mAh | 6000mAh |
充電速度 | 80W SuperVOOC (有線) / ワイヤレス非対応 | 100W SuperVOOC (有線) / 50W AirVOOC (ワイヤレス) |
リアカメラ | 50MP (メイン, OIS) + 50MP (超広角) + 8MP (望遠, 2倍光学ズーム) | 50MP (メイン, OIS) + 50MP (超広角) + 50MP (望遠, 3倍光学ズーム) |
フロントカメラ | 16MP | 32MP |
RAM/ストレージ | 12GB LPDDR5X / 256GB UFS4.0 | 16GB LPDDR5X / 512GB UFS4.0 |
防水・防塵 | IP65 | IP69 |
OS | OxygenOS 14 (グローバル) / ColorOS 14 (中国版) | OxygenOS 14 (グローバル) / ColorOS 14 (中国版) |
本体サイズ | 161.72 x 75.77 x 8.02 mm | 162.9 x 76.5 x 8.5 mm |
重量 | 206g | 213g |
価格 (参考) | $599 | $899 |

公式セラーOnePlus13R
AIによるこの記事の解説
- ポイント1: OnePlus 13は2024年11月1日に中国で発売され、中国版はOPPOのColorOSを搭載しています。OnePlus 13Rに相当する中国版「OnePlus Ace 5」は2024年12月26日に発表されました。
- ポイント2: 筆者はColorOSよりもOxygenOSを好んでおり、グローバル版のOnePlus 13Rの登場を待ち望んでいます。グローバル版は2025年1月7日に発売されました。
- ポイント3: 中国版のOnePlus端末にはリージョンロックが導入されており、中国本土のネットワークで初回認証が必要です。これにより、安価な中国版端末の海外流通が制限されています。