アメリカのルーターが面白い!UbiquitiのEdgerouter ERLite-3を買ってみました
私は根っからのYAMAHAルーター利用者です。
NetVolanteシリーズを使い、そのままサーバー運営をするようになったので、YAMAHAのRTXシリーズを購入。
現在サーバーはデーターセンターに移管したので、事務所内はコンシューマー向けを使っていました。
ネットがつながらくなる症状
先日からと言いますか…。
ここ1ヶ月くらい少しずつネットが重たくなる?
急に繋がらなくなる症状が発生。
はじめはネットにつながっているすべての端末にそういう症状が出始めていたので、はじめははルーターを疑ったのです。
不思議だったのはですね。
ルーター直付から、ハブを通してつながっているパソコンの通信も不安定になるのです。挙句の果てに、ハブ同士の通信もpingがすごく重たくなったり。
もうルーターなのか、ハブなのかわからず。
まずはハブを買い替えましたが、症状改善せず。
結局ルーターを買い換えることに
色々ルーターを見る内にコンシューマー向けの製品で、OpenVPNに対応したルーターが、海外メーカーだけって言うのもあってね。
今一度YAMAHAルーターの経験から、YAMAHAルーターに戻ろうか?!悩んでいた時に見つけたのが、今回のメーカーです。
Ubiquiti Networks
詳しくは下記記事にかかれているのですが、今やアイフォンでおなじみのアップルの元エンジニアさんが立ち上げた、低価格向けネットワーク機器メーカーみたいです。
Ubi quitiが仕掛ける価格破壊――シスコを猛追する新興ベンダーが上陸 https://businessnetwork.jp/Detail/tabid/65/artid/6375/Default.aspx
すでにネットで検索すると、色々出てくるのですよ。
日本では公式に販売していないけど、輸入代理店さんが、日本の法律に適したアダプタに交換して、販売しているのです。
わからない事はネットに聞け!を頼りに購入することになりました。
日本で買うならこの2機種?
ER-X か ERLite-3 が1万円で買えちゃうんですね。
日本ではER-Xを買っている人が多くて、ER-Xに関する情報も多いです。
でも、基本的に中のルーターOSは同じっぽい感じ。
ER-X | ERLite-3 | |
CPU | 880 MHz/コア2 | 500 MHz/コア2(※) |
RAM | 256MB | 512MB |
ストレージ | 256MB | 2GB |
オフロード | MediaTek | Cavium |
Routing 1518byte | 1 Gbps | 3 Gbps |
Routing 64byte | 957 Mbps | 490 Mbps |
最大消費電力 | 5W | 7W |
PoE対応 | InとOutともに対応 | – |
コンソールポート | – | 対応 |
さほどスペックは変わりないというか、性格が違うルーターなのですね。
ERLite-3 のほうがCPUスペックが低い分、ハードウェアオフロードという、ソフトウェアでルーティングする処理ではなく、ハード的に処理をする専用のチップ(※)が入っています。
なので1518byteに関するスループットは3倍も違います。
でも、これは1Gbpsのポートが3つしか無いので、ポート数的制限にあたります。
64byteにおけるルーティングに弱い所がありますが、めっちゃIoT機器が増えたりすると、ER-Xのほうが有利なのかな?って感じに思ったり。
ERLite-3 はハードウェアオフロードを使うと、日本の場合、PPPoeが重たくなるって聞いたり、ちょっと本当悩ましい感じでした。
ERLite-3を買っちゃった
万が一上位、ER-4とか上位機種に移動する場合も、そのまま設定ファイルが使えたとの情報もあり、ERシリーズにすることにしました。
日本のAmazonで買ったので、日本の代理店さんにおけるPSEマーク付きアダプタと入れ替えるために1度開封しましたっていうシール。
開封します
中身はこんな感じです。
・ルーター本体
・ACアダプタ
・説明書
はっきり言って、初心者には無理です。というと怒られるかもですが、挑戦したい方は是非ですね。
ポートは3ポート1Gbpsのポートがついています。
それぞれは別のネットワークにすることが前提らしく、ハブとして使うには、ちょっと設定が必要です。
それよりハブとして使うと、遅くなっちゃうとか。
2つもしくは3つのネットワークの橋渡しに使うのが理想のルーターです。
さっそくセッティングします
ルーターのIPアドレスは初期で、192.168.1.1ということで、マイパソコンのIPアドレスを手動で、192.168.1.2へ切替固定させます。
Web経由の設定画面はこんな感じです。
ALL英語です。
でも、購入した時のバージョンでは、どうもウィザート設定が出来なく、さすがの私にも????でしたので、ファームウェアをアップデートすることにしました。
いきなりファームウェアのアップデート
先日生まれて始めたいきなりステーキは豪快だったなぁ~って、いきなり違いですけど…。
システムタグにアップデートがあるのですが、Web経由のアップデートがうまく行かない。
EdgeRouter Lite (ERLite-3)のファームウェアアップデート
https://hnakamur.github.io/blog/2017/05/03/update-edgerouter-lite-firmware/
様のブログを拝見し、なんとかコンソール経由でのアップデートに成功しました。
例えばWeb経由のモニターは途中で止まったりすることもあるみたいですが、ルーターとしての性能はいい感じです。
細かいファイアウォールの設定などは、他のサイトを参考にしてください。
私はい色々やりたいことがあるので、独自の設定です。
結局ネットスピードはいかに
ERLite-3はオフロードを使うと、フレッツ光は遅くなるとか、MTUの設定を煮詰めて行ったら、こんな感じで変化しました。
offload | MTU 1492 | MTU 1454 |
OFF | 134Mbps/177Mbps | 510Mbps/144Mbps |
ON | 132Mbps/181Mbps | 570Mbps/134Mbps |
MTUは1492にしてくださいってネットの情報の通り設定したら、100Mbpsしか上がらなく。
私のフレッツ光の場合は、MTU1454なのですね。
でも、なぜかアップロードは遅くなりました。でも、ダウンロードのほうが重要ですもんね。
そして、オフロードをONにすると、MTU 1454の適切な値では、多少早くなった感じですね。
オフロードのON・OFFよりMTUの設定を正しくすることで、だいぶ快適なルーターになりました。
今の所、ネットが落ちることもなく、安定して使えています。